泌尿器科の検査について
静脈性尿路造影:IVP
前日の夜9時より絶食です。水分は少量ならかまいません。
前日の午後3時にお渡しする下剤を飲んで頂きます。
当日(基本的に朝の一番の検査となります)
8時45分に来院していただき、
KUB(単純写真)2枚
造影剤注射後 2枚
15分後 2枚
排尿後の立位 2枚
のレントゲンを撮影します。
造影剤で気分の悪くなる方や、かゆみ、咳などのアレルギーが出る方もまれにいらっしゃいます。看護師がお声掛けをいたしますが、なにかあったら遠慮なく呼んで下さい。
撮影後副作用の出ないことの確認のため、特に今まで造影剤の注射を受けたことのない方は30分ほど待合室にてお休みください。
膀胱ファイバー(膀胱尿道ファイバー;カメラです)
当院のカメラは電子スコープです。
極めて柔らかく、尿道を清浄水にて膨らませながら挿入するために苦痛はほとんどありません。
女性の方は麻酔不要です。
男性の方は尿道にゼリー状の麻酔薬を注入し15分ほどしてから検査をします。
検査時間そのものは5分以内に終わります。
テレビモニターに映るので、医師が検査しながら説明します。
超音波検査
いわゆるエコー検査です。
人間ドックなどで受けられた方もいらっしゃると思います。
当院では、通常の肝臓、胆のう、腎臓に加えて膀胱と前立腺のエコー検査を行います。
蓄尿が必要です。
また、頸動脈検査(動脈硬化症検査)も行っています。
ウロフロー(尿流量)
尿の勢いをみる検査です。
200mlほど尿を溜めてきていただき、特殊なトイレに向かって普通に排尿します。
排尿速度、加速度と時間がグラフに描かれます。
通常、検査後に残尿エコー検査も行います。
残尿エコー検査
尿の出残りがあるかどうか。あるとしたら何ccかをエコーで計測します。
約5秒で測定は終了します。